「あのサロンの施術って、なんか怪しくない?もとに戻るんだから一時的だよ、痩せたって」「その業界で働かないと、本当のところは分からないよね。友達なんかさあ、1回が60分で5000円のサロンに行っていて、効果はいまいちらしいけど、エステサロンみたいにクリーム代を別に購入するようになっていないんだって。だから全部込みで5000円だって。美顔だったら1000円だって言うんだよ。だから安くて勧誘しないところもあるんだよ」「へえ、安い安い」またKさんとRさんが話しはしめた。「効果がいまいちでも、リラックスができて、肌がすべすべになるらしくてえ、それで満足だって言っていたの」「ふーん。エステサロンだって効果があっても、結局は戻るんだからさあ。今までに訴えた人とかいないのかな?でもまあ、人に知られるのって恥ずかしいもんね」「うーん、訴えられないだろうね。『個人差です』なんて言われたらそれまでじゃん」話が弾んでいるのが手伝って、お菓子とお茶の減りが早かった。みんな痩せようと思っているのに、こんなに食べてもいいのかと思いながら、私はキッチンに行って、皿にお茶菓子を足し、お湯を沸かしはじめた。「ねえ、サロンの人ってさ、自分たちのサロンの施術が怪しいって、思っている人っていないんじゃない?揃いも揃って、商品とか機材とかに自信持っているもんね。やっぱ洗脳されているのかなあ」「そうだろうね、勧誘の仕方とか異常だもんね!」「ほんと、異常。だから嫌になっちゃうよ」二人の会話にHさんも加わって、3人がいろいろと話しているのを遠目に見ていると、被害者の会でもつくってサロンを訴えてやりたくなってくる。しかし私には、まだ痩せることをあきらめられない。おそらく訴えられない女性たちの心理には、騙されてもまだ美しくなりたいという願望があるのだと思う。だから借金をつくらされたとしても、自業自得として受け止めてしまう。そしてもうエステは通わないと思ったとしても、他にお手頃な美容法があれば、また試そうとするだろう。
[参考]
エステサロンPMK神戸店
PMKエステサロン横浜店
大阪梅田のエステティックサロンPMK