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気合の効果

心理的効果は「気合」である。お気に入りの下着を使うことで、「ココロが引き締まる」「気合が入る」「やる気を起こしてくれる」という回答が多かった。一種の戦闘モードというか、気分のスイッチがOFFからONに変わり、「さあ、これから行くぞ」という積極的な気持ちになれる。これが「気合」の効果だ。この効果が期待される場面としては、「正式なパーティー」や「格式の高いレストラン」「高級ブランド店」などに加え、「大勢の前でスピーチやプレゼンをするとき」「大切な試験を受けるとき」など、社会的なプレッシャーを受ける状況なども関連していた。さて、そもそも「気合」とは何だろうか。一般的には、心の于不ルギーを一つの目的のために集中させ、通常以上の力を発揮することを指す。しばしば耳にする言葉だが、「気合」を入れることで心の中で何か起きるのかを心理学的に定義することは難しい。関連のある心理学の概念を探してみると、一つには「セルフ・エフィカシー」という言葉が思い当たる。自己効力感と訳されるが、要するに、何かの課題をやり遂げることができるという見通しや期待のことである。これが高まれば、困難に遭遇しても達成への動機や、課題を解決するための思考活動を高い水準に維持できる。「うまくやれる」と自信を持つことが、実際の成果につながるというわけである。気合から連想できるもう一つの概念は、「役割の自覚」である。個人は社会と関わる場合、必ず何らかの役割を担う。会社の社員であったり、教員であったり、あるいは、パーティーのホスト役であったりとさまざまだが、その役割に期待された行動を適切に実行することで社会から評価され、また、その役割を担い続けることができる。それゆえ、自宅で1人の時はくつろいでいたとしても、一歩外に出る時には「私は○○」であるという自己認識を持だなければならない。このように、気合はプライベートモードから、パブリックモードへと意識を転換させる効果があると考えられる。このように考えると、お気に入りの下着は、困難な課題や重要な社会的場面に耐えうるよう自己を変容させる効果があるといえる。これを女性たちは「気合」という感覚でとらえているわけだ。文学的に表現すれば、「自分に変身の魔法をかける」ということになるだろうか。

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