幼児の生活や発達はそのような条件に大きく影響を受けるものであるので、このような幼稚園、保育園や地域の実態を把握して、特色を生かし、創意のある教育課程を編成しなければならない。編成の手順には一定したものはないが、その一例を挙げれば、およそ次のとおりである。具体的な編成の手順について(1)編成に必要な基礎的事項についての理解を図る。・関係法令、幼稚園、保育園教育要領、幼稚園、保育園教育要領解説などの内容について共通理解を図る。・自我の発達の基礎が形成される幼児期の発達、幼児期から児童期への発達についての共通理解を図る。・幼稚園、保育園や地域の実態、幼児の発達の実情などを把握する。・社会の要請や保護者の願いなどを把握する。(2)各幼稚園、保育園の教育目標に関する共通理解を図る。・現在の教育が果たさなければならない課題や期待する幼児像などを明確にして教育目標についての理解を深める。(3)幼児の発達の過程を見通す。・幼稚園、保育園生活の全体を通して、幼児がどのような発達をするのか、どの時期にどのような生活が展開されるのかなどの発達の節目を探り、長期的に発達を見通す。・幼児の発達の過程に応じて教育目標がどのように達成されていくかについて、およその予測をする。(4)具体的なねらいと内容を組織する。・幼児の発達の各時期にふさわしい生活が展開されるように適切なねらいと内容を設定する。その際、幼児の生活経験や発達の過程などを考慮して、幼稚園、保育園生活全体を通して、幼稚園、保育園教育要領の第2章に示す事項が総合的に指導され、達成されるようにする。(5)教育課程を実施した結果を反省、評価し、次の編成に生かす。幼稚園、保育園において教育課程を編成し、これを実施するに当たっては毎学年の教育課程に係る教育週数は、特別の事情のある場合を除き、39週を下ってはならない。特別の事情とは、台風、地震、豪雪などの非常変災、その他急迫の事情があるときや伝染病の流行などの事情が生じた場合のことを指している。
【関連】
口コミ人気の幼稚園教諭専門学校の話
大ベテランがおくる幼稚園教諭専門学校の行く末
保育士専門学校の急報